
「祖父が使っていた三線の皮を張り替えて欲しい」とのご依頼を受けました。
割と年代物の三線でしたが裏面の皮はまだまだ良好な感じだったので、今回は表面だけの張り替えとなりました。

いつものように端から少しずつ剥がしていきます。
今回はとある目的のためにいつもより慎重に作業を進めます。
沖縄那覇の国際通り近くにある三線屋「ナビィ三線」ブログ。 沖縄のこと、三線のこと、新商品発売のお知らせ、など もろもろのことを綴っていきましょうね〜♪
「祖父が使っていた三線の皮を張り替えて欲しい」とのご依頼を受けました。
割と年代物の三線でしたが裏面の皮はまだまだ良好な感じだったので、今回は表面だけの張り替えとなりました。
いつものように端から少しずつ剥がしていきます。
今回はとある目的のためにいつもより慎重に作業を進めます。
令和セール開催中 です♪
5月31日まで三線が10%オフ、そしてティーガーも10%オフから50%オフとなっています。
三線やティーガーをご注文されるのなら今ですよ♪
ホームページでティーガーの画像を見ただけでは取り付けているイメージがわかないという方のために、これまでにティーガー交換のあった三線をご紹介しますね。
最近はティーガー(胴巻き)交換ご希望のご注文が爆発的に増えてきているんですよ。
少しでも個性を出したい、というお気持ちよ~くわかります。
私も最近は年に1回から2回くらい交換しています。
まずは、わりとよくあるパターンからご紹介しましょうね。
ナビィ三線では紐もいろいろ取りそろえています。
糸掛けと紐の色も併せてご注目くださいね。
※品名をクリックすると商品ページへ飛びます。
いかがですか?
少しはイメージがわいたでしょうか。
現在、ナビィ三線オリジナルの金襴ティーガー( 上記にある雉唐草など )は30%オフです。
紐の色は三線でよく使われている「黄」「赤」「紫」以外に「黒」「茶系」「えんじ系」「緑系「オレンジ系」「ピンク系」「赤系」「青系」「紫系」とあります。
しかも交換用の紐は伸びにくい江戸打ち紐を使用しています。
色も「系」としているのは何色かあるからなんです。
「緑」などは濃い緑、緑、明るい緑、黄緑、渋い緑といった感じで6色前後あります。
店頭であれば、ちりめんの紐や2色「赤と白」「青と白」物や金や銀のラメ入りの物もあります。
ティーガーに合わせて紐の色を選べるようにしています。
これまでに交換のあったティーガーを少しずつご紹介していきますね。
(今現在、無い柄や色の物もありますので、その場合は近い物をリンクに貼っていこうかなと考えています)
あ、そうだ!
私が現在使っているものも紹介しようかな。
首里織りのティーガーですが、評判いいですよ~
なぜティーガーを交換するかというと 単に目立ちたいからと仰る方もいらっしゃいますが、 ほとんどの方はほかの人の三線と区別しやすいように、ということが多いですね。
その次に、ティーガーを交換するだけで気分が変わってモチベーションもアップするから。
なんだかモチベーションが下がってきたな~という時に交換してみるといいですよ♪
そういえば中には季節の変わり目に交換されるという方もいらっしゃいますね。
三線好きな方へのプレゼントにもいいですよ~
ということで、あなたもそろそろ交換してみませんか?
ご相談、ご注文お待ちしていますね!!
写真:ナビィ三線店主 文:ナビィ
国際通り近くの三線屋ナビィ三線です。
先月、塗り直しに出していた棹が2本、今日お店に帰ってきました。
沖縄一との呼び声高い「比屋根氏」による輝きの鏡面仕上げです。
試しに外の景色を棹に映してみました。
写真から美しさが伝わるでしょうか?
表面がていねいに高精度に研がれているので、シャープにハッキリと映ります。
「嫁ニー」で有名なお隣の海ぶどう屋さんの看板を映してみました。
まるで鏡のように映ります。
本当に凄い仕上がりです・・・。
O様、週明けにでも発送いたしますので楽しみにお待ちくださいね。
天の部分をアップでパチリ。
棹のカーブ具合が電線の映り具合でよく分かります。
青空だったらもっと綺麗な写真になったと思うとちょっと残念・・・。
こちらは塗り直しに出していたもう1本の棹です。
棹の裏側を中心に黒木の芯が通ったシンクマヤーとも言える棹ですね。
お客様の手作り品とのことでしたが、塗り直しをしたことで魅力がさらにアップした感じです。
間もなくお渡しが出来る状態になりますので楽しみにお待ちくださいね。(^^)
(文章・写真:店主)
あなたの三線も塗り直しをしてみませんか?
その美しい仕上がりに、モチベーションアップになること間違いなし!
比屋根氏による鏡面塗り直しの料金は18,000円、期間は約1~2ヶ月です。時期によってはもう少しお時間をいただくこともあります。
詳しくは「ナビィ三線 修理・調整ページ」をご覧ください。
お客さまより「棹がグラグラ動くので直して欲しい」との依頼がありました。
早速三線をチェックしてみると・・・
この状態では一見すると普通に見えますが、棹に少し力を加えるだけで・・・
先ほどの写真と比べて棹が動いているのが分かるでしょうか?
正面から見て右側が後ろに下がっている状態です。
分かりやすくアニメーションにしてみました。
これはヒドいです…
「棹と胴体をきちんと固定」するのは三線の基本!
このような状態ではまともに弾けないので上達の妨げになるのはもちろん、異音の原因にもなるので楽器として完全に失格です。
棹を外して棹穴をチェック。
穴のサイズを計ってみると、棹のサイズに比べて6ミリも大きな隙間があることが分かりました。
棹の隙間を埋める木片などが脱落した可能性も疑いましたが、胴体の中に落ちている様子もなく、木片を接着したような痕跡も全くありませんでした。
状態が分かったら早速修理開始です。
写真は撮る時間がありませんでしたが、棹がきっちり完璧に固定されるように正確に丁寧に、同時に分当ても適切に修理を行いました。
ビシッと調整された三線で、気持ちの良い三線ライフを楽しんでくださいね!
今回の三線は某団体さんの三線でした。
某団体さんの三線は割とよく修理に持ち込まれますが、素晴らしい出来映えの逸品に感心する事もある反面、「材質や皮は上等なのにそれ以外の部分が雑でいいかげん」という物の割合が高いな、という印象があります。
職人さんによる品質のばらつきが非常に大きいのが一番の問題でしょう。
それもそのはず、某団体さんが保証しているのはあくまでも棹の材質のみであり、棹自体の出来映えはもちろん、それ以外の品質に関する保証や規定は何一つありません。
楽器として工芸品として問題のある物がブランド品として出回ってしまう事は、某団体さんにとってもイメージの低下に直結する要因となり、デメリット以外の何物でもないと思います。
「ブランド化に注力するよりも先にするべき事があるのでは?」と心配せずにはいられません。
「せっかく高いお金を出して買ったのに、がっかり…」
そんな事にならないよう、三線を見る目はしっかりと養いましょう。
写真・文 店主
↓合わせて知りたい「ナビィ三線 上等三線への10のこだわり」↓
もう2週間経ちましたが、3月15日(金)~17日(日)に「首里で学ぶ1曲集中三線体験講座」を開催いたしました。
昨年末、小禄で開催後、二度目の講座でした。
今回はairbnb(エアビーアンドビー)で探したお庭もお部屋も素敵な一軒家を借りて開催致しました。
写真をご覧のとおり、とても素敵な場所でしたので、ご参加の皆さまにも喜んでいただけて嬉しい限りです。
時間をかけて探した甲斐がありました^^
お宿の詳しいご紹介はまた別の日に。
今回は「ポップスクラス」と「民謡クラス」に分けての開催でしたが、どちらも同人数くらいご参加いただきました。
まだ2回目の開催ということで至らぬ点も多々あったかと思いますが、
ご参加いただきました皆さま、どうもありがとうございました!!
あらためて御礼申し上げます。
一曲集中ということでポップスクラスは「海の声」を中心に、民謡クラスは「安波節」を。
さて、それでは今回の様子を少しずつ。
民謡クラスの午前にご参加いただいたT様は、6月にコンクールで新人賞を「安波節」で受験されるということで3日間連続でのお申し込みをいただき2日間は基礎をみっちりと。
3日めは 「練習はひとりでもコツコツとやっていくので、コンクール経験者からのアドバイスがほしい」 とのことで、コンクール本番で気をつけた方がよいこと、本番に向けた練習などのアドバイスをさせていただきました。
目線はどこに…とか細かいところですね。
基礎のキの部分では、 例えばですがバチの向きや動きなど どうしてこうするのか…も納得がいかれたようで気づきが多かったと喜んでおられました。
「カルチャースクールや研究所ではこういう細かいことまでは教えてもらえない(人数も多いし時間もない)から、初心者のためにこういう教室をまた開催してほしいし続けてほしい」とも言われていました。
講座のお話しからはちょっと脱線してしまいますが…
カルチャースクールや通常の民謡研究所となると、ほとんどが多人数でグループレッスン的な感じですよね。
なので先生方もなかなかお一人お一人に時間を割くことができず細かいことを教えるのは難しいのかなと思います。
また中には
「工工四を覚えてから来なさい」
「一曲弾けるようになってから来なさい」
という先生方もいらっしゃいます。
「え~、そこから教えるのが教室じゃないの?」
と以前は思ったものですが、
よくよく考えてみると看板は「教室」ではなくて
「○○○民謡研究所」
「○○○古典音楽研究所」
と書かれているので、あくまでも民謡や古典音楽を研究する場であって教室ではない、ということなのかもしれないなと最近は考えています。
お店では開店以来、約15年三線体験を行っておりますが、
「三線教室が近くになく独学をするしかない」
「通い始めたけどついていける気がしない」
「1年通ったけれど弾けている感覚がつかめなかった」
という声やご相談を受け、おひとりおひとりに添った個人レッスン的なものを行うようになりました。
こちらが予想以上に好評で、こういう超初心者向けの教室を開催してほしい、短期でもいいから開催してほしいという声をずっといただいてはいたのですがなかなか腰があがらず。
最近、そういう声が非常に多くなってきたため、前回から教室に通い始めてもついていけるような「超初心者向けの講座」を開催することにしたのです。
工工四(三線用楽譜)を読むことはもちろん
・教室に通う前に覚えておいた方がいい基礎の基礎
①三線の構え方
②バチの持ち方、絃の弾き方
③勘所の押さえ方、手の形
・基礎の基礎を身につけるための練習方法
① 構えをしっかりするための練習方法
②右手:バチをしっかり支え、向きなどに配慮しながら絃を弾く練習
③左手:勘所をしっかり押さえながら覚えていく練習方法
なぜ?そうした方がいいのかなども理屈も交えてお教えしています。
理屈がわかると理解も深まりますし、スポーツと同じで
「そこを意識して練習する」ことがとても大切になります。
今回、民謡クラスに参加されたU様も三線に触れるのが十年ぶりくらいということですっかり忘れてしまったので、もう一度やり直してみたいということでご参加されていました。
なるほど~と思われることがいくつかあったようです。
県外からお越しいただいたS様も独学でわからないことがあったようですが、 いろいろとあった謎がとけ、理解できたことが楽しかったと仰っていました。
自宅に戻られてからしっかり練習されるとのことでした。
講座修了後すでに2週間以上経ちましたが皆さま、練習は続けられておられるでしょうか。
T様、コンクール頑張ってくださいね!応援しています!
さて、 ポップスクラスの方ですが「超初心者」「ほぼ初心者」「独学」 の方と様々でした。
市内からご参加のA様、「海の声」はフォレスト牧志での三線体験教室で体験されてからサビはほぼ弾けていました。
なので今回は一曲を通して弾けるよう、まずは弾きやすく直した工工四を使っていただいたら弾きやすくなったと喜ばれていました。
その後はメトロノームでリズムを保つ練習まですすみましたが苦心していたようです。
2日目は市内からご参加のM様、K様。
おふたりとも最初はたどたどしいながらも少しずつ音になっていく感じがつかめたようです。
最後は楽しそうな笑顔で記念撮影!
アメリカからご参加いただいたK様、長期間日本を離れていたとのことで「涙そうそう」「海の声」などの曲も知らないとのことでしたので「きらきら星」を練習していただきました。
私たちからすると弾けているように思いましたが、ご本人はいかがだったでしょうか。
まったくの偶然なのですが、1日め、2日目のポップスクラスは男性のみのご参加。
最終日はO様、Y様と女性のみ(お二人とも沖縄の方)というふうに分かれていたのがちょっと面白かったです。
Y様は独学で弾かれていたとのことで、少しクセがあったのでクセを直す練習方法で練習していただきました。
弾きづらいと感じていたのは手が小さいだけでなくクセがあったからだとわかって左手の形を練習されたらずいぶん、弾きやすくなったようです。
O様は、三線とはまったく関係ない講座で出会った私のお友達。
お友達が参加してくれるというのはまた感慨ひとしおでした♪
三線をいたずらで触ったくらいで弾いたことがないと言われてましたが、さすが普段お子さん達のスクールで教えているだけあって呑み込みが早くて感心しました。
小禄ではO様の娘さんが参加してくださり、おふたりで弾けるようになりたいとのことでした。
彼女のことですから帰ってから、しっかり練習を続けていることと思います。
首里で学ぶ一曲集中三線体験講座の3日間の様子を
まとめてみたつもりですが、いかがでしたでしょうか。
次回は那覇市松尾のにぎわい広場(現在、牧志公設市場建築中)の近くで
6月25日(火)、26日(水)に開催が決定しています。
時間など詳細は近日中に。
決定しているのは1日に3回、1回2時間。
1回の参加でも、連続の参加でもOKです。
今回も「民謡クラス」「ポップスクラス」とに分ける予定です。
3回目の時間帯はお仕事帰りの方にもご参加いただけるような時間帯を予定しています。
教室やカルチャースクールに通ってみたものの、すぐについていけなくて諦めてしまったあなた、
基礎のキからやってみたいあなた、
自分にも弾けるかな?弾いてみたいな~というあなた、
ご参加をお待ちしていますね!
【お問い合わせ先 】
ナビィ三線
那覇市牧志3-9-11
tel:098-861-3494
お問い合わせフォームからはコチラ → http://www.nabbie.com/postmail/postmail-inquiry.html
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 次回の開催場所の中はこんな感じです ↓ ↓ ↓ ↓ ↓