三線の修理・調整・カスタマイズ

三線ドック

三線の総合的なメンテナンスを行います。

棹や皮の状態はもちろん、ブーアティー、塗りの状態、カラクイの摩耗具合、歌口の状態、弦や糸掛け・ウマに至るまでを徹底的にチェック！

検査結果によって修理や調整が必要な場合は、修理内容や費用・期間などもお知らせします。

三線ドック料金内(3,300円)に収まる修理内容の場合は修理費用は掛かりません。

１年に一回は三線の健康診断をしてあげましょう。

皮の張り替え

当店標準の張りの強さは「７.５分張り」です。
お好みにより張り具合の強弱も指定できます。

また、ご予算に応じて皮の質を変更することも可能です。
ご相談ください。

※蛇皮の張替えの場合、天候により表記よりも日数が掛かる場合があります。

塗り直し・トゥーイ調整

比屋根氏による最上級の塗り（上質の場合）を施します。
黒塗りとスンチー塗り（透明塗り）が選べます。

音がビビる原因の１つであるトゥーイ（棹表面の反り）の調整も行います。
（※塗り直しが前提の調整となります）

これまでの塗り直し例

輝く鏡面塗り

ブーアティー（分当て）

棹と胴体の角度調整をブーアティーと言います。

弦高が高過ぎて弾きにくい場合や、低すぎて音がビビる場合に調整を行います。

また、棹と胴体がグラグラしたり容易に抜けてしまうような場合にも、キッチリと狂い無く固定されるように調整を行います。

※元のブーアティーが狂い過ぎている場合、修正によって棹と胴体の隙間が大きくなる事があるので、胴体への加工が必要になる場合があります。
※棹に反りやねじれがある場合、調整後の効果が期待出来ない場合があります。

これまでの分当て修理の例

棹がグラグラ動く三線

カラクイ

カラクイが滑る、回転がぎこちない、長さが揃っていない、削り跡がボロボロ、弦穴の位置が悪い、などのトラブルを、当店ならではの精度の高い加工で調整します。

また、お好みの新品カラクイへの交換も出来ます。

※カラクイの状態によっては調整が不可能な場合があります。

これまでのカラクイ修理の例

古風なカラクイの修理 カラクイ修理ラッシュ！

歌口

弦高が高過ぎて弾きにくい場合や、低すぎて音がビビる場合に調整を行います。

また、３本の弦の間隔が揃っていない場合や、棹の中心からズレている場合、弦幅が広すぎたり狭すぎたりする場合も調整を行います。

弦が溝に引っ掛かって調弦しづらい場合にも、調整が必要です。

※歌口の状態によっては調整が出来ない場合があります。

これまでの歌口修理の例

凸凹段差の歌口修理 割れた歌口の交換修理

ティーガー

ティーガーの取り付けを行います。
結び方は２種類から選ぶ事ができます。

※ティーガーの紐穴が小さい場合は、希望の結び方が出来ない事があります。

チル（弦）

チルの交換を行います。
交換後に十分に伸ばしますので、調弦が安定しやすくなります。

バチ

指穴の角が当たって痛い場合や、フィット感を良くする為の面取り加工を行います。

また、バチ先の形状加工や長さ・太さの加工など、可能な範囲で好みの形状にする事も出来ます。

マイク取付

皮の裏側にピエゾ式マイクを取り付け、胴体下部の標準ジャックから出力するだけのシンプル仕様です。

音のヌケが良くなる事と、マイク位置の変更やメンテナンス性を容易にする為に、裏側の皮は張らずに開いた状態となります。

ボリューム付きの場合、出力が多少小さくなります。

その他

ポジション（勘所）シールの貼り付けや、ちんだみ（調弦）だけでももお気軽にどうぞ。