今回の修理は「三線をケースに入るようにして欲しい」というご依頼でした。
早速見てみると、、、
なるほど確かに…。
カラクイが長すぎてケースから完全にはみ出ています。
もちろんケースのフタも閉まりません。
これは困った状況です。
さっそく三線を詳しく確認してみましょう。
カラクイの幅を計ってみました。
約22.5センチあります。
ケースの幅はA4サイズの本が入るように21センチ強で作られている物が多いので、これでは入りません。
なぜこんなにも幅が広いのでしょう、、、？
カラクイを通常の物と比べてみるとその差は歴然！
なんと特別に長いカラクイでした。
大きなカラクイを通常サイズにするために加工します。
長さを短く切り、段差部分を1センチほど後退させました。
ひとまず一本だけ取り付けてみます。
上が加工したもの、下が加工前です。
長さがだいぶ違いますね…
３本とも短縮加工が完了しました。
加工前に比べてバランスが良くなり、自然な感じに見えます。
幅は約21センチに調整しました。
早速ケースに入れてみましょう。
ケースにきちんと入るようになりました！
これが本来の姿とはいえホッと一安心です。
今後は安心して三線を持ち歩けますね。
（文章・写真：店主）
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