上等三線への10のこだわり

三線は楽器です

厳選された上質な棹!

厳選された上質な棹

重要度

棹は三線のパーツの中でも最も大切な部分です。

ナビィ三線では、ベテランの棹職人や信頼のおける専門業者から店主が一本一本厳選して仕入れています。

棹に曲がりねじれが無いか、トゥーイ(棹表面の反り)がきちんと入っているか、カラクイの穴は最適な角度で空いているか、塗りに問題はないか、などなど多くの項目をチェック。

厳しいチェックに合格した、確かな棹のみを使用しています。

棹が良くないとどうなるの?

棹にねじれや曲がりがあったりトゥーイがきちんと入っていないと、弾きにくいばかりでなくジリジリとした雑音が出るようになります。

(三線の場合は楽器の特性上、男弦(低音弦)で若干ビビる事は許容されています)

カラクイの穴の位置が良くないと、カラクイが掴みにくく調弦が上手く出来ない原因にもなります。

こだわりの皮張り

こだわりの皮張り

重要度

三線の音色は、皮の張り具合で8割決まると言われています。

ナビィ三線の皮張りは、南国的で暖かな音色を生み出す7.5分張り。

お客様の好みを分析すると、8割のお客さまが「暖かみのあるソフトな音色」を求めている事が分かりました。(店主もソフトな音色が大好きです)

弾いた時の心地よさと、奥行きのある深い音色が自慢です。

表と裏のバランスも最適に調整しているので、響きの良さが違います。

三線の皮張り行程をチェック!

張りが良くないとどうなるの?

張りが強すぎるとキンキンと耳障りな音になるばかりか、皮が振動しにくくなるので音量的にも乏しくなります。

逆に張りが弱すぎると、締まりのないモヤモヤした音になります。

表と裏のバランスが良くないと、音が後ろに引っ込むように聴こえたり、鼻声のように聴こえてしまうことも…。

綺麗に削られたカラクイ

綺麗に削られたカラクイ

重要度

三線の調弦をするカラクイ(糸巻き)を店主が1本1本、きちんと綺麗に削っています。
(各三線ページの写真もチェックしてみてください)

緩みにくい上に回しやすいので、弦楽器が初めての初心者にも安心!

さらにバイオリンの糸巻きと同じ調整を施し、より快適な仕上がりとなっています。

クオリティの高さに、名工からお褒めの言葉も頂きました。

糸巻きが良くないとどうなるの?

調弦をしようとしてもツルツル滑って戻ってしまったり、いくら押し込んでも止まらなかったりします。

最悪の場合は練習すら始められないという事にも…。

他店のページで「きちんと調整」と書かれていても、実際は雑な削りだったりする事が多いので注意が必要です。

また、「機械式のカラクイ」は、それに慣れてしまうと普通のカラクイが回せなくなってしまうので、あまりお勧めは出来ません。

最適なブーアティー

最適なブーアティー

重要度

ブーアティーとは棹と胴体の角度調整のことで、弦の浮き上がり具合が決まる大切な調整です。

弾きやすく雑音の出にくい仕上がりとなるように、棹によって最適な調整を行っています。

野坂(胴体のすぐ上の斜めの箇所)の頂点で4~6mmの弦高に調整しています。

棹と胴体は平行に取り付けるのが鉄則ですが、要望により高弦と低弦で弦高を変えるなどのギター的なセッティングも可能です。

ブーアティーが良くないとどうなるの?

弦の浮き上がりが高すぎて弾き辛くなったり、逆に低すぎてもビビリ音が出やすくなったりします。

※三線の場合は男弦(低音弦)の張力が弱く振幅が大きいので、「乙」と「老」の音程でビビリ音が出ることはある程度許容されています。

棹と胴体をきちんと接合

棹と胴体をきちんと接合

重要度

棹と胴体を隙間なくピッタリと仕上げています。

棹と胴体がきちんと一体化しているので、振動がよく伝わり音色が良くなります。

棹を動かしてもカタカタと動いたりせず、弦を外した時にも胴体が抜け落ちてしまうトラブルもありません。

接合が良くないとどうなるの?

棹と胴体がきちんと接合されていないと、棹を持った時にカタカタと音がしたりグラグラ動いたりします。

異音の発生源になったり、調弦が狂う原因になることもあります。

弦を外した途端に胴体が抜け落ちてしまうトラブルも起きかねません。

また、棹と胴体のつなぎ目に隙間があると見た目が悪いばかりでなく、胴巻きのひもが食い込んで棹が抜けやすくなる原因にもなります。

精密に調整された歌口

精密に調整された歌口

重要度

弦の間隔が均等なのはもちろん、棹に対しての左右への片寄りもなし

さらに弦が通る溝をなめらかに加工し、弦へのダメージを軽減しています。

弦の高さは約1mmを基準に、棹の表面の状態や分当ての角度に応じて最適な調整を行っています。

歌口が良くないとどうなるの?

弦の間隔が不均等だったり左右に片寄っていたりすると、弦が押さえにくくなり左手に悪いクセが付きやすくなります。

また、弦の浮き上がりが高すぎると弾き辛く、低すぎると雑音が出やすくなったりもします。

溝の幅が狭すぎると、一番太い男弦が溝に固定されてしまい、きちんとした調弦ができません。

こだわりの勘所シール

こだわりの勘所シール

重要度

押さえる場所が一目で分かる勘所シールを標準装備!

当店こだわりの沖縄音楽に適した位置に貼っています。

チューナーを使って貼っている店舗とはひと味違う、沖縄独特の味のある音程がすぐに楽しめます。

無地のシールでも大丈夫?

心配しなくても大丈夫!

無地のシールは上達への近道と実証されています。

工工四やドレミの文字が入ったシールでは、手元の文字をいつまでも確認してしまう悪いクセが付いてしまうことも…。

ウマの立て位置シール

ウマの立て位置シール

重要度

皮の上に、ウマの立て位置が一目で分かるシールを貼りました。

ポジションシールとリンクした最適な位置にシールが貼ってあるので、簡単にベストな状態で演奏が出来ます。

シールが無いとどうなるの?

ウマを立てる位置がズレると、ポジションシールの位置と音程が合わなくなってしまいます

音感を習得する妨げになってしまったり、高い音程を使う曲(ヒヤミカチ節など)の音程が大きくズレてしまう原因にもなります。

綺麗に巻かれた弦

綺麗に巻かれた弦

重要度

三線の弦を綺麗に巻いています

三線の弦は、カラクイの細い方から太い方に向かって巻くのが基本です。

(男弦だけは構造上一旦右に巻いてから左に巻き直しています)

綺麗に巻かないとどうなるの?

弦の巻き方が乱雑だと、演奏中に突然調弦が狂ったりカラクイが押し戻されて調弦が出来ないなど、トラブルの原因となります。

見た目にも良いとは言えません。

ケースにピッタリ横幅

ケースにピッタリ横幅

重要度

どんなケースにも無理なく入るように、糸巻き部分の最大幅を調整してあります。

ほとんどのケースはA4サイズ(幅21cm)の本が入るように設計されているので、それに合わせて調整しています。

幅が良くないとどうなるの?

三線の糸巻きの横幅が広いと、ケースによっては引っ掛かって入らない場合があります。

他店には真似の出来ない高い完成度

楽しい三線ライフには良い三線を!